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2023/6/1

経理アウトソーシング(経理代行)の利用が増えている5つの理由

経理業務のアウトソーシング(経理代行)を利用する企業が増えています。今回は経理業務をアウトソーシングする企業が増えている理由について解説します。

 

経理アウトソーシング(経理代行)を利用する企業が増えている5つの理由

経理業務をアウトソーシングする企業が増えている理由としては、主に次のような理由が挙げられます。

 

理由1:経理人材が不足している

我が国においては、少子高齢化に伴う労働人口の減少が進んでおり、あらゆる職種で人手不足が生じています。その中でも、経理業務は専門性・複雑性が高く、繁忙時期も多い割りに、その成果が経理業務以外の人には伝わりにくいという特徴があり、人気がある職種とは言えません。それを受けて、経理職種を希望する人材が減少しています。今後も経理人材の不足は続くことが考えられます。

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理由2:コロナで非対面でも抵抗がなくなった

新型コロナウイルス感染症の感染拡大時には、接触機会の低減を図るため、テレワークやオンラインミーティングなど非対面で仕事を進めることが推奨されてきました。これにより非対面でも仕事ができる体制の整備が進められ、実際に非対面であっても大きな問題が起こらないことも確認することができました。その結果、非対面でも問題のない仕事とそうでない仕事の棲み分けもできるようになっています。

非対面でも問題のない仕事であれば、仕事を進める者が、自社の従業員であるかどうかはそれほど重要でもなくなり、むしろプロであるアウトソーシング会社に任せる方が業務効率が向上します。

対面が重視される場合は、派遣社員などを活用することになりますが、非対面でもよければアウトソーシングでも問題ないこととなります。

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理由3:ITツールが充実している

現在は様々なクラウドサービス(ITツール)が提供されています。

一昔前であれば、仕事は紙の書類が回ることによって進んでいたかもしれませんが、今はオンラインで完結する仕事が多くなってきました。

例えば、経費精算という業務を行う場合で考えてみましょう。

営業マンから経費精算書が紙で経理部門に提出された場合は、その書類がなければ経費精算のチェックや給与や会計ソフトへの登録をすることができません。アウトソーシングするためには書類をアウトソーシング先に送る必要があります。郵送するのであれば、郵送のための日数もかかりますし、パラパラと経費精算書が提出されると、郵送のための手間も煩雑です。

しかし、オンライン上で経費精算書が提出されれば、アウトソーシング先がすぐにそれを見て、チェックし、登録をするという作業が可能となります。不明点を営業マンに確認する際も、電話ではなくチャットツールなどですぐに確認することができます。

 

このようにITツールが充実していることによって、アウトソーシングをしやすくなってきています。

また、アウトソーシングの導入を契機として、ITツールを活用した経理業務の効率化を図ることも可能となります。

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理由4:企業は選択と集中をしなければならない

変化の早い時代で企業が勝ち続けるためには、人もお金も利益を多く産み出すところを選択し、集中して投資していかなければなりません。経理部門も決して例外ではなく、経理業務においても効率性・生産性を高めることが求められます。そうすると、専門家に任せて、効率化や生産性の向上に繋がるアウトソーシングは重要な選択肢となってきました。

 

理由5:働き方改革の流れが進んでいる

昨今は「働き方改革」が叫ばれ、長時間の残業の抑制や有給の取得促進などを行うことが推奨されています。自社ではまだ大きな問題になっていなかったとしても、求人・採用の場面では働き方改革が進んでいる会社と比較されることになりますから、自社が対応していない場合には採用力が弱まってしまうことにもなります。

特に経理業務においては繁忙時期に業務が集中するために、長時間の残業が発生したり、有給が取得しにくいタイミングが生じたりします。経理業務をアウトソーシングすることによって、これらの問題を解決することもできます。

「働き方改革」の流れが逆行することは考えにくく、今後も経理業務のアウトソーシングに対するニーズは高まってくるものと考えられます。

 

 

 

経理業務のアウトソーシングを成功させるために

ここまで紹介してきた内容を見ていただければご理解いただけるでしょうが、経理業務の業務改善を行う方法の一つとしてアウトソーシングの重要性が高まっています。

経理業務のアウトソーシングを成功させるためには、まず、現状の課題を洗い出し、その課題がどれだけ重要かを判定することから始まります。その上で、経理業務をアウトソーシングすることによってどこまでの課題を解決するのか、アウトソーシングの目的を明確にするようにしましょう。それによって、アウトソーシングを利用する業務の範囲が決まります。

そして、場合によっては、他部署も巻き込んで、業務フローの見直しが必要になってくることもあるでしょう。

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まとめ

経理業務をアウトソーシングする企業が増えている理由について解説しました。ここで紹介した内容は決して一時的なものではありません。むしろ、今後さらに重要になってくる可能性があります。これらの問題を解決する方法の一つとして経理業務のアウトソーシング(経理代行)は益々重要になってくることでしょう。

経理アウトソーシング(経理代行)の「みんなの経理部」なら、アウトソーシングを活用した経理業務改革をサポートしています。経理業務でお困りの際は、お気軽にご相談ください。