経理お役立ちブログ

2023/8/2

経理の働きやすさは効率にもつながる!前向きに働くためにできること

経理の業務を効率化することで、経理の働きやすさにつながります。逆に、経理の働きやすさを考えることで効率化につながることもあります。この記事では、働きやすさを改善するという観点から経理の効率化について考えてみます。働きやすさについて、会社だけでなく個人でもできることを探ってみましょう。

 

働きやすい環境とは?

働き方改革が始まり、働きやすさについて改めて考えた方も多いでしょう。働き方改革の目的は、一人ひとりが状況に応じて多様な働き方を選べるようになることです。それによって、労働者が仕事とプライベートをバランスよく両立して、ワークライフバランスの取れた働き方ができる状態を目指しています。働きやすい職場を目指して、会社はさまざまな取り組みを行っています。

 

働きやすさのために会社が行っていること

働き方改革によって、会社は長時間労働の是正や雇用形態に関わらない公正な待遇、賃金の引上げなどを行うことになりました。労働環境を整備することで従業員の働きやすさは向上するでしょう。

会社にできる取り組みはこれだけではありません。イベントを開催して社内の親睦を図ったり、コミュニケーションに役立つツールを導入したりして、社内の良好な雰囲気づくりを行う会社もあります。また、福利厚生や教育体制、評価制度などを充実させることもできるでしょう。個人ではできない職場環境の改善ができるのは会社ならではです。

経理はミスがなくて当たり前とみなす会社も多く、売上のような数字で結果が出る職種ではありません。経理担当者に求める人材像を明確化された人事評価制度をもとに正しく評価されればモチベーションアップにも繋がることでしょう。

(関連記事)経理の人事評価制度はどう作ればいい?やる気を引き出す仕組みづくり

 

 

経理職は働きやすい?

経理は1ヶ月や1年のスケジュールがある程度決まっており、繁閑の見通しを立てやすいという特徴があります。そのため、業務に合わせて自分でスケジュールを立てやすく、メリハリをつけやすい仕事です。経理にはノルマはありませんが、間に合わせなければならない期限のある業務が多くあります。スケジュールを立てて適切に管理できれば働きやすいと言えるでしょう。

一方で、有給休暇の使いやすさは会社によって分かれます。中小企業では経理担当者が一人の場合が多いため、担当者が休みを取ると経理業務を行う人がいなくなります。経理の業務は日々発生するものであるため、休みを取りづらいと感じる経理担当者もいるでしょう。逆に、複数人で経理の業務を行っている場合は比較的休みを取りやすいことが多いようです。

 

 

個人の工夫や努力で経理はさらに働きやすくなる

経理は比較的働きやすさを確保しやすく、働き方改革によって会社も職場環境の改善に努めています。それらに加えて、個人でも努力や工夫をすることで働きやすい環境に近づけられるでしょう。ここでは、働きやすさのために個人にできることや、役立つツールやグッズを紹介していきます。ツールの中には個人で導入するものが難しいものもありますが、部署や会社にとってプラスとなるものは会社に導入を提案してみてもいいでしょう。

 

個人でできること

従業員が個人でできることは多くあります。たとえば、資格取得などによってスキルアップすることで、業務をスムーズに行えるようになるでしょう。知識や技術を体系的に学び実務に生かすことで、業務への理解がさらに深まります。

自己管理をすることも働きやすさにとって大切な要素です。心身ともに健康な状態であれば、前向きな気持ちで業務に臨めるでしょう。しかし体調がすぐれないときやストレスがたまっているときは、自分の能力を発揮してよいパフォーマンスをすることは難しいでしょう。ときには息抜きをしながら、日頃から規則正しい生活習慣を心掛けましょう。

ほかの従業員と適度にコミュニケーションを取ることも働きやすさにつながります。経理は他の部署との連携が多く、何かを依頼することもあるでしょう。日頃からコミュニケーションを取り良好な関係性ができていれば、スムーズに連携できるでしょう。気軽に話せる人が社内にいることで、安心できる面もあるでしょう。コミュニケーションのスキルを磨くことも大切です。

 

働きやすさを向上するツールやグッズ

現在は経理の働きやすさを向上できるさまざまなツールがあります。会計ソフトをはじめ、経費精算や帳票発行システムなどが主なものです。煩雑で単純な業務を短縮できるため、より重要性の高い他の業務に時間を使えるでしょう。業務に掛かる労力や残業時間も削減できます。

経理はさまざまな資料をパソコンで見ることが多いものです。画面が小さい場合や、頻繁にウィンドウの切り替えをしなければならない場合は、非効率で手間もかかります。そのため、パソコンのディスプレイを2つにするデュアルディスプレイにすることもおすすめです。

働きやすさを向上するには業務効率化も必要です。業務効率化できれば、個人だけでなく会社にもプラスになります。自社に合った役立つツールがあれば、会社に提案して導入を検討しましょう。

 

上司に業務改善を提案する

経理業務は個人の判断に任される部分も大きく、携わっていない人からはどんな業務をやっているのかがわかりにくいもの。そして、前任の経理担当者から引き継いだ業務のやり方が必ずしも正しくて効率的なやり方であるとは限りません。気づいたことがあれば、上司に積極的に相談して、業務改善を提案するとよいでしょう。業務改善の方法の一つとして経理業務のアウトソーシング(経理代行)サービスを利用することも有効です。

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まとめ

働き方改革が始まり、働きやすさは以前より重視されるようになりました。会社もさまざまな施策を行っていますが、個人でできることを探したり会社に提案したりすることで、よりよい環境づくりができるでしょう。前向きな気持ちで業務に取り組めるように自分でできることも行い、自分の働きやすい環境を能動的に作っていくことも心掛けるといいでしょう。

経理業務の改善についてはこちらの記事も参考にしてみてください。

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